ローカルインフルエンサー(地域で影響力のある人)になる方法
こんにちは、牧野です。お店やサロンは95%「地域密着型」「地域に根ざす」のビジネス形態をとっています。
これはどういうことかと言いますと、全国や都道府県でNo.1にならなくてもいいということです。では、どうなれば良いのかと言いますと「ローカルインフルエンサー(その地域で影響力のある存在)」になればいいのです。
今回は、あなたがあなたの地域で「ローカルインフルエンサー」になる方法をご紹介します。
【目 次】
- 1.地域で影響力を持つメリット
- 2.地域社会は意外と単純な構造
- 3.ローカルインフルエンサーになるための戦略と戦術
- 4.ローカルインフルエンサーになる3つのステップ
- 5.ローカルインフルエンサーの役目
- 6.信頼という名の「資産」を得る
- 7.まとめ
1.地域で影響力を持つメリット
突然ですが、豪華客船をイメージしてみてください。映画「タイタニック」を観たことがあるなら「タイタニック号」をイメージしてください。
豪華客船のタイタニック号はこんな感じなのですが、行先はアメリカです。
そして乗船しているお客は「最上階のセレブ」「中間層のやや裕福な人」「下層の貧しい人々」と別れているわけです。
そして、この3層には「全国区のインフルエンサー」「ある分野のインフルエンサー」「ローカルインフルエンサー」がそれぞれ存在します。(行先は全員同じですが「住んでいる階層」が違うというところがポイントです)
最上階のセレブである「全国区のインフルエンサー」は様々なメディアなどで影響力を持っていますが、ローカルインフルエンサーほどの「地域の人々への直接的な影響力」は持てません。
住んでいる世界(階層)が違うのです。
あなたは、タイタニック号という世界の中で「最下層(地域)にいる圧倒的多数の人々」への影響力を「いかにして持つか」が課題となります。
ローカルインフルエンサーになれると「地域の人への直接的な影響力」を持つことができ、ホリエモンや松本人志、指原莉乃といったような「全国区のインフルエンサー」を相手にしなくても済みます。
断言しておきますが、全国区のインフルエンサーに勝負を挑んでも瞬殺されるだけです。
あなたの影響力は「ローカル(地域)」で活かされてこそ価値を発揮するのです。
2.地域社会は意外と単純な構造
あなたがお店やサロンを出店している地域はに、「業種・業態」が異なるお店やビジネスが他にもたくさん存在しているでしょう。
また店舗がなくても、デザインやプログラミングなどを個人事業でやっている人だって(今の時代)珍しくありませんし、Youtuberだっているかもしれません。
そして、地域社会のビジネスパーソンたちは「全国区」や「ある特定の分野」でのインフルエンサーになれるほどの力がないのも共通しているのです。
たとえば、facebookで友達が1,000人いたとしても、あなたの地域密着ビジネスにはほとんど関係ありませんよね。
このように、地域社会でビジネスを行っている人たちには「同じような構造」が当てはまります。
各分野はそもそも「構造」が違うのです。
だから、影響力のあるインフルエンサーになりたいと思っていたとしても「全国区」なのか「ある特定の分野」なのか「特定の地域」なのかで戦略も戦術も大きく違ってくるのです。
3.ローカルインフルエンサーになるための戦略と戦術
ここは簡単に説明しておきますね。
ローカルインフルエンサーになるための「戦略」は「地域のアナログコミュニティ作り」です。(アナログという部分が大切です)
同じく、ローカルインフルエンサーになるための「戦術」はズバリ「朝活(あさかつ)」です。
※現在は「新型コロナウイルス」の影響で開催困難かもですが、ご了承ください
地域のメリットは直接会えること(ここがアナログ)ですよね。
そして、直接会えて、生のコミュニケーションができる場が「朝活」なのです。
なぜ「朝活」かと言いますと・・・
朝はどんな業種や業態でも、意外と時間がとれやすく、月に2~3回なら無理なく参加できるからです。
さらに、朝から活動できる人の「意識」は高く、自己コントロールできる人物である可能性が高いからです。
「朝活」をあなたが運営すると・・・
地域でビジネスを営む人たち、普通のサラリーマンの人たち、家庭の主婦などとのつながりが一気に増えるので、その中心となっている「あなた」は自然とインフルエンサー化していくのです。
SNSが浸透してきた現代では「人が集まれる」という場が求められています。
それも「リアルな出会い」であればあるほど、参加者の結びつきは強くなり、その結びつきが強くなればなるほど「あなたの影響力」は揺るぎないものとなっていくのです。
4.ローカルインフルエンサーになる3つのステップ
では「朝活」の始め方と、そこからどうやってローカルインフルエンサーになっていけばいいかをステップでお伝えします。
❶【朝活づくりの3ステップ】
ステップ.1
◆facebookで「○○市の朝活グループ」と言ったようなグループを作ります
ステップ.2
◆知っている限りの「同じ地域に住む人」をそのグループに招待します
・招待した人に「拡散」をお願いしてください
ステップ.3
◆当然ですが、あなたはそのグループの主催者になります
・これでローカルインフルエンサーになるための準備完了です
❷【朝活運営の3ステップ】
ステップ.1
◆朝活する日と会場をグループ内で告知します
・開催日は、0が付く日、7が付く日といったような決め方をしておきましょう
(こうすると曜日がばらけ参加できる人が増えます)
・会場はマクドナルドやファミレスで充分です
ステップ.2
◆最低限のルールを決めておきます
・「時間内出入り自由」
「ネットワークビジネスなどの勧誘は禁止」
「会費はないが朝活時の飲み物などは自分持ち」など
ステップ.3
◆参加者がそろったところで写真を撮りfacebookのグループ内に投稿します
・これにより「仲間意識」が育ち、エンゲージメントが強くなります
・朝活の内容は「自由なおしゃべり会」くらいゆるくてかまいません
❸【ローカルインフルエンサーへの3ステップ】
ステップ.1
◆朝活グループ参加を承認する立場になります
・朝活グループ参加には「あなたの承認」が必要になるよう設定してください
ステップ.2
◆朝活グループの「目的(理念)」をグループ内で語ってください
・ゆるい朝活だけど、地域の結びつきを強くして
ステップ.3
◆とにかく最低でも1年は続けます
・バーベキューやハイキング、忘年会などのイベントの提案もしましょう
・去る人がいても文句を言わず、来る人を拒まず、大きな気持ちでいましょう
やっていくとわかりますが、回数を重ねるたびに驚くほど参加者同士の結びつきは強くなってきます。
すると、お互いのビジネスの紹介をしあったり、人を紹介しあったりと、どんどん「つながり」が広まっていくのが目に見えてわかってきます。
あなたは常にその中心にいてください。
中心で「何かを働きかけろ」というのではなく、中心で運営しているだけで、あなたの権威は高まっていき、自然にローカルインフルエンサーとなっていきます。
5.ローカルインフルエンサーの役目
ローカルインフルエンサーになってからの「あなたの役目」は、紹介の仲立ち役です。
メンバー同士で「この人とあの人を繋げたらいいかもしれない」「この人はこんなことで困っていたから、あの人を紹介してあげよう」といったように、仲人みたいな存在に徹してください。
これにより「あなたの価値」は高まるどころか、より一層地域の人たちから「信頼」される存在となります。
もちろん、お金などは一切とらず、あくまでも「この地域のために」という姿勢でいれば、あなたの存在は「いなくてはならない存在」と変化していきます。
これがローカルインフルエンサーとなったときの「あなたの役目」なのです。
6.信頼という名の「資産」を得る
今さら言うまでもありませんが、地域に根ざしたビジネスでは「信頼」は最も大切な要素であり、あなたのお店やサロンにとっての「資産」となります。
「資産」とは「財産」を作るためのものであり、あなたの「人となり」までもが「資産」となり得るわけです。
ビジネスを行う者としても、いち人間としても、本当にうれしいのは「必要とされること」ではないでしょうか。
だからこそ、ローカルインフルエンサーの道のりを歩いてみたらいかがでしょうか。
7.まとめ
私は、今年の1月まで住んでいた沖縄県の宮古島でも「みやこばち」という朝活コミュニティを作り、そこからどんどん「つながり」を広げていくことができました。
宮古島に移住した4年前は、完全アウェーの「知り合い誰一人もいない状態」で、一週間誰とも会話できない日々を経験しました。
そして、たった一人の女性をローカルインフルエンサーにすることにより、私の人脈は(人脈という言葉は好きではないですが)一気に広がり、どんどん繋がっていき、朝活を始めて3年後には、友だちだらけになれたのです。
ビジネスも一緒にやらせていただいたり、お客さんを紹介していただけたり、もちろんみんなで遊んだり飲んだりもできました。
やはり「リアルなコミュニケーション」に勝るものはありませんね。
「信頼」が得られ、「必要」とされ、「資産」を築けるローカルインフルエンサーは、これからのあなたが目指す道ではないでしょうか。
ぜひ、チャレンジしてください(^_-)-☆