売れる広告と、売れない広告の違い
売れる広告と、売れない広告と書きましたが、お店であれば「お客さまを集めることができる広告と、そうでない広告」という意味になります。
美容室ならば
・予約が入る広告
・予約が入らない広告
このように分けられます。
今回は、この2種類の広告の違いを説明します。
【目 次】
1.売れない広告
売れない広告は「イメージ広告」というものです。
テレビで流されているコマーシャルなどはほとんどイメージ広告です。
キレイな画像や動画を使い、商品のイメージを印象付け、どうやったら買えるかは、まあ2の次です。
このイメージ広告が、街にもネットにもあふれているわけです。
大多数のイメージ広告は、名の知れた大企業がやっています。
などなど、スタイリッシュでかっこいい広告を作り、企業のイメージアップを目的として出すわけです。
イメージ広告には有名な芸能人を使ったりするので、わかりやすいと思います。
そして、比較的「日常で使うもの」を宣伝することが多いのが「イメージ広告」で、大衆が「なんとなくいいモノ」というイメージを持つような仕掛けをしているのが、ちょっと憎たらしいところでもあります。
ところが、街の小さな美容室が「こんな広告作ればいいのか」と信じ込んでしまったら悲惨な結果になります。
悲惨な結果とは「まったく電話が鳴らない」というキビしい現実であり、多くの経営者はこの現実に凍り付くわけです。
そして
「うちの店は知名度がないから、広告しても反応がない」
「広告なんかに頼らず、うでを磨けばお客さんは来る」
と思い込むわけです。
しかし本当の答えは違います。
知名度がないから反応が無いのではなく「見込み客の反応を得る目的で広告を出していなかったから反応が無かった」ということなのです。
では売れる広告ってどんなものなのでしょうか?
2.売れる広告とは・・・
売れる広告とは「レスポンス広告」というものです。
レスポンスとは「反応」という意味です。
つまり「広告を見た人の反応を得ることを目的にした広告」ということです。
「イメージ広告」と「レスポンス広告」を見分けるのはとても簡単です。
『オファーがあるかないか』
ここで見分けることができるのです。
「オファーってなんじゃい?」と思ったかもですが、ようするに「無料で○○しますよ」というお客さまへの提案です。
たとえば
・無料小冊子プレゼント
・無料サンプル進呈
・無料診断
・無料体験
・無料レッスン
・無料モニター募集
こういうものをオファーと呼ぶわけです。
まあ、無料でなくても「キャンペーン」や「クーポン」の発行でも十分にオファーにすることはできますが、いまの世の中はオファーで溢れかえっていて、消費者もオファー慣れしているので、そこが悩ましいところです。
※「レスポンス広告の作り方」に関しては、次の機会に別の記事でご紹介しますね。
3.なぜオファーが必要か
オファーがなぜ必要なのかといいますと・・・
広告効果を計測するためです。
オファーがあることによって、お客さまからの反応が得られやすくなると、その数を計測できますよね。
「このオファーでは何名」
「こっちのでは何名」
単純に、そのオファーに反応してくれた人の数がわかると、お客さんが何を求めているかが見えてくるわけです。
また、レスポンス広告では「このオファーで来店したお客さんは、なんかうちのお店に合わないタイプの方だな」ということもわかります。
レスポンス広告は、このような「来てほしくないお客さん」を寄せ付けないようにすることもできるので、とても有難いものなのです。
お客さまの質というか・・・
レスポンス広告に慣れてくると、あなたとの相性が合う「良い顧客のみ」を計算し集めてこれるようになります。
このように、個人の美容室ならオファー入りの「レスポンス広告」を私は勧めます。
イメージ広告は、お金が有り余っているならやってもいいと思いますが、あまりお勧めできません。
4.まとめ
ここまで読まれたら、あなたが今までに作ったお店の広告をじっと見てください。
イメージ広告の要素が半分以上しめていませんか?
広告は、ある程度お金をかけたほうが効果は上がります。
美容室で広告というと「ホットペッパービューティー」に代表される美容室の検索サイト広告が主流ですが、宣伝文句をホットペッパーに丸投げすると、他のサロンと代り映えしないものになってしまいます。
そして、オファーも似たり寄ったりのものばかりになります。
これは仕方ないって言えば、仕方ないことですが、広告はできるだけご自身でされるのが私はいいと思っています。
そこで私のおススメは、今の季節であれば、以前の記事でお伝えしたカモメールでのDM(ダイレクトメール)です。カモメールは、狙った地域の人たちに、顧客リストがなくてもハガキが送れる優れモノの集客ツールです。
もうひとつは、新聞の折り込みチラシです。
新聞はミドル世代、シニア世代の方たちがとっていることが多いので、その世代の見込み客をターゲットにしているなら、もってこいの集客ツールとなります。
ぜひ、そのようなスキマに「レスポンス広告」でテストしてみてください。
今回は以上です。(^_-)-☆