予約が埋まるサロンの法則

美容室などのサロン経営に役立つ情報を配信していきます

新規集客から「成功サロン」までの全体図(美容室編)

おはようございます、牧野です。

成功しているサロンとは、どのような状態になることでしょう?

○○トペッパー○○ティーでいっぱい宣伝して、新しいお客さんがいつもたくさん来店してくるお店のことを「成功サロン」というのでしょうか?

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ただし「成功サロン」以前に、いままで顧客数が少なかったお店では「新規客集め」をしなくてはなりません。

新規のお客さんが毎回リピートしてくれる状態がつくれなければ「予約で埋まるサロン」などできないからです。

まずは「新規集客」。

以前、DMMでオンラインサロンを運営していたとき、美容室の「新規集客」から「成功サロン」までの「全体図」を動画にしてみました。

予約が埋まるサロン作りの前に確認してみてください。

 

【目 次】

 

1.【解説・補足】広告媒体を選ぶ

常に3ヶ月先まで予約で埋まり、お客さんから「予約をとるのが大変な美容室だね」と言われるサロンになるためには、一定以上の顧客数が必要です。

そのためには、地域のお客さまにお店のことを知っていただかなくてはなりません。

そのために、動画で紹介した広告媒体を選び、情報配信していかなくてはなりません。

そして、この時期最もおススメの「新規客を獲得する広告媒体」は・・・

「かもめーる」です。

かもめーるとは、日本郵政のサービスです。そのなかの「かもめタウン」というサービスは「顧客リスト」がなくても、指定したエリア内の世帯に、あて名の記載を省略した「かもめーる(ダイレクトメール)」を配達してくれる新規集客に効果的なサービスです

広告の予算1万円で150通もの見込み客にダイレクトメールを送ることができます。

なおかつ、現金1万円などが当る「くじ」が付いているため、9月の当選発表まで捨てられないといった仕掛けもあるのです。

ダイレクトメール作りが苦手という人でも、各業種向けの「無料テンプレート」があるので心配いりません。

お試しになる価値は十分にあるので、ぜひ、ご検討ください。

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2.【解説・補足】お客さんとの信頼関係を構築する

お客さんに再来(リピート)してもらえる率を高めることが、3ヶ月先まで予約で一杯のサロン作りには必要不可欠です。

ダイレクトメールなどで施術後の様子をうかがったりして「お客さんとの信頼関係」を作っていくことはとても重要です。

しかし、ダイレクトメールを頻繁に出してしまうと、費用もバカになりませんし、読まれないこともしばしばあります。

そこで登場したのが「LINE@」です。

すでに多くのお店やサロンが使っていると思いますが、大切なのは「配信する内容」

配信内容が宣伝ばかりになると、顧客は「私から奪おうとしている」という気持ちを潜在的に持ってしまいます

こうなると「信頼関係」は築けません。

ここで活躍するのは「無料のブログ」です。

たとえば、LINE@で「こんな面白い偶然がお店で起こったのでブログに載せておきました。ぜひ、お読みください!」と送ったとします。

これなら「売り込み色ゼロ」ですよね。

そして、このような利用の仕方をすれば、無料のブログサービスを「ニュースレター」の代わりにすることもできます。(費用は0円)

私が勧める「ニュースレター」の内容は・・・

 ★出来事や行事、楽しさを共有する
 ★あなたやスタッフのプライベートを見せる
 ★お客さんの紹介をする(効果絶大です)

このようなコンテンツです。

特に、お客さんが地元でご商売をしているとしたら、そのお店の宣伝をしてあげるといいでしょう。

何もしていないお客さんでも

「毎日ジョギングをかかさない○○さんをご紹介します。○○さんの健康の秘訣であるジョギングを毎日続ける秘訣を聞いてみました」

このようなことでも全くかまわないです。

効果は・・・

あなたが通っている整体院のニュースレターで、あなたとあなたのお店が紹介され「この美容室は素晴らしいです」と宣伝してくれていたら、どんな気持ちになるかをイメージしていただければわかりますよね。

自分の宣伝より、お客さんの宣伝(紹介)

信頼関係を構築するときの「鉄板マインドセット」です。

 

3.【解説・補足】主張(理念)をくり返し伝える

あなたの美容室やお店が、最もお客さんに伝えたいことは何でしょうか?

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たとえば、お客さんの紹介を続けている美容室なら・・・

「美容室○○Hairは、お客さまとお客さまを結ぶサロンを目指しています」

という主張があるとしたら、これを、広告媒体でも、ホームページでも、ニュースレターでも、何度でもくり返し伝えしお客さんに伝えることをしなくてはなりません

なぜなら、お客さまは「主張のある店」に通うことで「通い続ける意味」を見出すからです。

主張がないと、簡単にとり換え可能なお店になってしまいます。

そしてなにより「主張や理念」は、あなたに行動する勇気を与えてくれます。

なぜなら「主張や理念」は判断や行動をするときの「大義名分」となり得るからです。

そして、その「主張や理念」に心を動かさせたお客さんは、お客さんというより「理解者」「仲間」「サポーター」といっても過言ではありません

あなたは、あなたを理解してくれ、仲間のように親しく、大変なときに支えてくれるようなお客さんに囲まれて商売を続けてみたいと思いませんか?

その第一歩が「主張や理念」をくり返しくり返し伝えることなのです。

 

4.【解説・補足】集客の年間計画をたてる

私が学校の教師をしていたころには、毎年4月になると「年間行事予定表」というものが必ず配られ、その予定表に沿って1年間動くわけです。

あたり前といえば当たり前ですが・・・

あなたのお店には「年間の予定表」ってありますか?

もしなかったら、ぜひ、作ることをお勧めします。

なぜなら、365日の予定を考えることで、あなたの頭の中にある「今までの経験」という貴重なデータベースをフル活用でき、新しい気づきが湧き出てくるからです。

ここでは「集客の年間計画」と書いておきましたが、それ以外の計画もどんどん書き込んでいってください。

スタッフがいるなら、スタッフに考えさせてもいいですし、あなたとスタッフで話し合いながら作っていっても構いません。

この「年間計画」を作ることで最も変化するのは「意識」です。

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5.【解説・補足】集客をシステム化する

システム化とは「いつ」「何を」以降の「目的」「目標」「役割分担」「手順」をハッキリさせるということです。

「年間の予定表」があると、システム化はスムーズにできるようになるので、やはり「年間計画」作っておきましょう。

 具体的には「年間計画」で立てられたひとつひとつの計画に対して「何の目的で」「目標はどのくらいで」「誰が」「どのような手順で行うか」を明確にすることが「システム化です。

システム化できたら、冊子にして「マニュアル」として残すと効果があります。

特に、複数のスタッフで運営するビジネスでは、個人の受け止め方のズレや、意見の不一致がつきものなので、システム化はトラブルにも大変役立つツールとなります。

 

6.まとめ

予約が埋まるサロンとは「お店(あなた)と顧客が信頼関係で結ばれているサロン」と言い換えることができます。

そして、冒頭でお伝えした「成功サロン」とは・・・

お客さんが「理解者」「仲間」「サポーター」になっていき、広告宣伝をしなくても、何度もくり返しリピートしてくれるお店のことだと私は思います。