インフルエンサー時代のあなたの立ち位置
こんにちは、牧野です。
コンテンツ投稿初日は、朝から青空で気持ちよかったです。
気持ちがいいから窓を開けて、新鮮な空気を部屋に入れて、朝からはりきって記事を投稿してみようという気になりました。
ヤル気が出ているって感覚です。
気持のよさって理屈じゃなくて「感覚」と「感情」ですよね。
人は、この「感覚」と「感情」によって、さまざまな選択をし、行動してしまう生き物だということを、ご存知でしたでしょうか?
ようするに「正しい、間違い」「合理的、非合理」「善、悪」「必要、不必要」という基準より、「好き、嫌い」「なんとなくいい、なんとなく嫌だ」「欲しい、要らない」という「感覚・感情」のほうが決定権を持っているということです。
ということで今回は・・・
「感覚・感情」に対抗する力と、これからの時代におけるあなたの立ち位置をご紹介しますね。
【目 次】
1.感覚・感情という鍵
たとえば、あなたが「このお店とっても親切でいいお店ですよ」とAさんに勧めたとします。
Aさんは「どんな風にいいの?」と聞き返してきたので、あなたは「このお店はね、これこれが良くて・・・」と自分が気に入った点をいくつか説明しました。
Aさんの反応は「ふーん、そーなんだ」でおしまい。
あなたは「自分の説明が下手だったからAさんにお店の良さが伝わらなかったんだ」と思い、仕方ないなと諦めました。
果たして、Aさんにお店の良さは本当に伝わらなかったのでしょうか?
答えは、ちゃんと伝わっています。
ではなぜ、Aさんはそっ気ない態度だったのでしょう?
その原因もわかっています。
そっ気なさの原因は、「感覚」「感情」が動かなかったからです。
なにかを相手に伝えたいという場面は、日常生活の中でよくあることですし、何もビジネスシーンに限ったことではありません。
よく、親が子どもに「勉強しなさい」と働きかけますよね。
加えて「勉強しないと将来困るよ」という説明まで丁寧につけて子どもに伝えるのですが、子どもは一向に勉強しようと思いません。
私もこの説明で勉強しようとは十中八九しようとは思いません。
なぜなら、私の「感覚・感情」が、「将来困る」と言われても、不安感も恐怖感もイメージできないからです。
つまり「感情」が動かない。
お店をやっていたり、営業の仕事をしている方は、相手の感情をどう動かすかによって「集客実績」「営業成績」が変化してきますよね。
ですから、人に何かを勧める商売をしている人にとって、相手の感覚・感情は「生命線」といっても過言ではありません。
2.理屈・合理性という鍵
反対に、勧められたものを断るときに働くのが「理屈・合理性」といった論理的な思考です。
たとえば、Aさんにあなたがとってもおススメの商品を紹介したとしましょう。
この商品はあなたの利害に関係なく、本当に良い商品と感じたのでAさんに勧めたという状況をイメージしてください。
しかしAさんは感情が揺さぶられませんでした。
すると、Aさんの論理的思考が働き始めます。
「今は必要ないから」
「もちあわせがないから」
「ワタシには合わないから」
「○○と相談してからにする」
このように、おススメを断るときには、理屈や合理性という盾(たて)をとり、論理で武装してきます。
ではなぜ、Aさんはあなたの勧めたものに難色を示したのでしょうか?
その答えは、勧めたあなたとの「人間関係」にあると言ったら、あなたはどんな感情になるでしょうか?
言いにくいけどハッキリ言いますね。
Aさんがあなたのお勧めを論理で武装してまで断る理由は1つ。
あなたが感覚的・感情的に「嫌い(気持ち悪い)」だからです。
「嫌い」と言われるとイヤな気持ちになるかもしれませんが、人は「知らない人」はみんな嫌い(気持ち悪い)なのです。
ですから、私もあなたも、知らない人たちから相当気持ち悪がられている、というところが「スタート地点」になりますのでご安心ください。
3.みんながいいって言ってる鍵
とはいえ理不尽ですよね、「知らない人」というだけで感覚的・感情的に「嫌い」「気持ち悪い」なんて思われても。
そもそもAさんとは、「お店の人間・お客さん」という関係だし、あなたの本当のよさがわかる程、Aさんとの距離や親しさは近くないし深くない。
でも、ほとんどの人間関係がこんな感じなのです。
しかし、世の中には不思議な人がいます。
なんとその人は「初対面」の人にも「伝える」「売る」「好きになってもらえる」という力を持っているのです。
その人のことを最近では「インフルエンサー(世間に与える影響力が大きい人物)」といいます。
具体的にはtwitterやInstagram、ユーチューバー、ブロガーなどでフォロワーが数万人から数十万人、中には数百万人いる方々を指します。
私も以前、facebookの1投稿で700以上の「いいね!」をいただいたことがありました。(今は見る影もございません(笑))
このときには、見知らぬ方からコメントやメッセージをいただいたり、仕事の話まで相手方からいただけたりもしました。
少しは影響力があったのだと思います。
このような現象で面白いのは、人が群がっている人は「無条件でいい人」になっていることです。
まさに「行列のできるラーメン屋」の理論です。
これこそ「感覚・感情」の壁を乗り越えられる唯一の方法なのです。
4.インフルエンサー時代のサロンマーケティング
「そんじゃあインフルエンサーになるべ!」
といっても、なかなか簡単にインフルエンサーになることは出来ません。
なぜなら、相当数の情報発信をしていかなくてはなりませんし、フォロワーの興味を引き続けなくてはならないからです。
美容室を営んでいたり、サロンをやっていたり、仕事を持たれている方が、SNS上でフォロワーを数万人も獲得するのは、本業に支障をきたす可能性が高くなります。
ですから私はお勧めしません。
その前に・・・
そもそも地域密着型のサロンビジネスで、全国に何万人ものフォロワーは必要なのかってお話しですよね。
「全国に20万人フォロワーさんがいます!」
となっても、多分、お店の利益はそんなに変わらないと思いませんか?(一日に施術できる人数だって限られているわけですから)
ということで、私が言いたいのは「あなたの街のインフルエンサーになりましょう」ということなのです。
あなたがお店を出している街で、あなたがインフルエンサーになれば、 影響力を発揮できると思いませんか?
全国に何万人ものフォロワーがいるという状態ではなくて、あなたの街で500名程度に影響力のあるインフルエンサーになったらどうかという提案です。
5.ローカルインフルエンサーになる方法
ローカルインフルエンサーになる方法を2つご紹介します。
手っ取り早くローカルインフルエンサーになる方法は、すでにあなたの街で有名な人と仲良くなることです。
その人に連絡をとり「お話を聞きたい」「取材したい」「対談動画を撮りたい」というオファーをしてみるといいです。
ローカルインフルエンサーとは違いますが、私自身もまだ美容室の業界で知られていなかったころ、すでに本まで出版されている業界の有名人に「対談」「動画撮影」のオファーをかけ、OKをいただきました。
このようにして街の有名人の方と親しくなれば、有名人の友だちの有名人を紹介していただけるようになります。
これが一番確実で、手っ取り早い方法です。
もう一つの方法は・・・
あなたの商圏の街の名前にハッシュタグ(#)をつけて毎回投稿することと、ハッシュタグから検索される人たちにメッセージを送ることです。
これも私がやってきたことですが、facebookで「いいね!」を初めてしてくれた相手全員に、メッセンジャーでお礼のメッセージを送ったのです。
ようするに、待っていてはダメだということ。
たとえば、twitterであなたの街の名前を検索すれば、その地域の名前にハッシュタグをつけている人がかなりの数見つかります。
その人たちに自分からメッセージを送ればいいだけです。
一日10人と決めてメッセージを送るのもいいと思います。
これも確実にフォロワーが増え、ローカルインフルエンサーになるスピードが上がること間違いありません。
6.まとめ
SNS全盛の現代は「魅力のある人に人が集まってくる」のではなく「人が大勢集まっている人に魅力を感じる」時代です。
あなたがあなたの街で影響力を持つことは、自分のお店の経営だけでなく、さまざまなことに役立ちます。
ローカルインフルエンサーになると、あなたは多分、同じ街でがんばって商売をしている人の力になりたくなってきます。
実際「あのお店の力になってあげたいな」なんて思ったことないですか?
地方の田舎町で、一生懸命その地域のお客さんのためにがんばっている「小さなビジネスオーナー」って、全国にたっくさんいると思うのです。
あなたは、自分のことだけを考えるのではなく、その地域全体の活性化を考えられる人だと私は信じています。
だからこそ、私はブログを復活させました。
ブログは始まったばかりですが、あなたのビジネスや生き方の参考にしてくれたら幸いです。
そしてあなたは・・・
アフターコロナ、ウィズコロナ時代でも、活躍でき、キラッキラ輝いているローカルインフルエンサーになってくださいね!
7.追記
毎日更新というわけにはいかないかもですが、できるだけがんばりますので、ツイートやシェア、「いいな」をよろしくお願いします。