予約が埋まるサロンの法則

美容室などのサロン経営に役立つ情報を配信していきます

読まれるブログにするための8つのテクニック

こんにちは、牧野です。今回は、ブログに限らずSNSなどへ投稿するときの文章を書くコツをお伝えします。

あなたのお店がスタッフブログやSNSを利用されているならお勧めの内容です。

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ご商売をされているならネット上での情報配信は重要です。

あなたからの情報は、集客や売り上げにも直接関係してきますから無視できませんよね。

ですから

読者がスラスラと読むことができ、思わず「読みやすいなこの人の文!」と唸(うな)ってしまうような文章を書くテクニックは押さえておくべきです。

そのテクニックを8つお伝えします。

難しくはありませんし、難しくお伝えするつもりもありません。

ここまでの文章が読めた方なら誰でもできる方法です。

そして

これはコピーライティングのテクニックでもあります。

【目 次】

 

1.商品やサービスを売るために必要な3つのこと

私はコピーライターとして様々な商品を宣伝してきました。

主に【お店の集客】についての情報商材を自分で作ったりして、ネット上で販売してきました(現在は発売していません)。

結果、数千万円単位で売ることができたのです。

売ることができた原因は、毎日ブログやSNSに投稿を続けていたからに他なりません。

私は投稿の内容を「私の情報が役立ちそうな職業の方」だけに絞って出し続けていきました。

そして、その方たちに役立つ情報を日々考えて投稿し続けました。

そんな中、常に意識していたのが「どんな状況で読んでくれているのかなぁ」ということです。

ターゲットは自分でご商売をされている方です。

ご自分で商売をする人はきっと忙しいと思います。

だから・・・

・通勤中の電車の中で
・トイレで座りながら
・寝る前の布団の中で
・お仕事の休憩中に

「こんな感じで読んでくれているのかもな」

とイメージできたのです。

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そんな状況で読んでくれている読者さんです。

「なんか読みづらい」
「ごちゃごちゃしてウザい」
「意味不明!」

なんて感じられたら、どんなに内容を濃くしてもアウトです。

なぜなら、他にもいっぱい同じような情報を出しているヤツらがいるからです。

だからこそ

「出来るだけ読みやすくしなくちゃ」
「読者さんの立場になって書こう」

と思ったのです。

その結果・・・

読みやすさを追求すればするほど読者は増えていきました。

アメブロマーケティングというカテゴリー内で第2位を取ったこともありました。

もうお分かりかと思いますが・・・

ブログの読者の方々は私にとっての【見込み客】です。

経験上、商品やサービスを売るために必要なことは3つしかありません。

1つ目は【見込み客を集める】

2つ目は【見込み客を自分のファンにする】

3つ目は【自分のファンにお店や商品を紹介する】

この3つです。

で、最も重要な部分はと言うと【見込み客を集める】という過程です。

なぜなら

見込み客が集まらなくては2つ目にも3つ目にも進めないからです。

情報があふれる時代、読みやすさは命です。

この投稿でお伝えすることは、私がゼロから数千万円を売り上げることができたテクニックの一部です。

一部とはいえ、このテクニックなしでは考えられなかった結果です。

ぜひ、あなたもこのテクニックを覚えて、毎日ネットにバシバシ投稿してください。

 

2.読みやすい文章キホンのキ

少々言いにくいことなのですが・・・

ご商売をされている人の中には、読みやすい文章を書く以前に【基礎的な文法があやしい人】という方が少なからずいらっしゃいます。

「とにかく書くのがダメ」

みたいな方です。

あなたがそうでないことを願うばかりですが・・・

基本的に、まともな文章を書けない日本人はほとんどいないと私は考えています。

日本人とフツーにコミュニケーションとれる日本人ならまともな文章は書けます。

絶対書けます。

話せるなら書ける。

そして、これはとても大切なことですが【話しかけるように書く】ということを忘れないでほしいのです。

今現在も、あなたに話しかけているつもりで私はカチカチとタイピングをしています。

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1人であなたにしゃべりかけ、1人であなたのリアクションをイメージしています。

「キモっ!」

とか思わないでくださいね。

これが大切なのです。

読者さんには【しゃべりかけられている】という感覚になってもらうこと。

これは間違いないです。

 

3.日本語として気をつける3つのこと

あと気を付けることは3点。

★主語と述語をしっかりと対応させる

 〇私は昨日電車に乗りました
 ×私は昨日電車に乗ります

★主語と述語をなるべく近づける

 〇私は昨日電車に乗りました
 ×私は昨日7時に家を出てコンビニに寄りバスに乗って駅まで行き電車に乗りました

★一文を短く区切る

 〇私が昨日家を出たのは7時
  途中コンビニに寄りました
  その後バスで駅まで行き電車に乗りました
 ×私は昨日7時に家を出てコンビニに寄りバスに乗って駅まで行き電車に乗りました

この3点くらいを気を付けましょう。

基本的な日本語文の書き方として意識すべき点は以上です。

このくらいで十分です。

 

4.これが読まれるブログ8つのテクニック

Ⅰ.小学生にもわかるレベルの文章を書く
Ⅱ.文章と単語は短く
Ⅲ.“左脳的な言葉”ではなく“右脳的な言葉”を使う
Ⅳ.具体的な文章を書け!
Ⅴ.しつこいぐらいに例(例えを)出せ!
Ⅵ.【まとめ】でサンドイッチ
Ⅶ.バゲットブリゲードを使う
Ⅷ.文末表現と文頭表現を重ねる

以上です。

あと大切なことなので何度も言いますね。

何度も言いますが、文章の上手い下手ではなく【話しかけるように書く】ということです。

これだけは忘れないでください。

ですから

言葉遣いも【話し言葉】になってかまいません。

方言が入っていても全然気にしなくてOKです。

 

Ⅰ.小学生にもわかるレベルの文章を書く

まず初めに文章のレベルについてお伝えします。

わかりやすい文章が書けないとすべてが無になってしまいます。

例えば

商売人が文章を書く目的とは?

それは

読み手を行動させることです。

言葉を効果的に使うには読み手側がメッセージを理解できなければいけません。

当たり前ですよね。

私たちはこの【当たり前】をとことん突き詰めていかねばなりません。

だからこそ

理解できる文章を学んでわかりやすい文章を書くことが必要になってくるのです。

人を動かすコピーにはわかりやすさが必要不可欠。

わかりやすさの基準は

【小学生でもわかるレベル】

を想定してください。

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こう言うと驚かれる方は多いですが

母国語の基本というのは、小学生時代にはだいたい固まります。

それ以降は語彙や専門知識が増えていくだけです

つまり極端な話・・・

大人になってからは、ややこしい文章や言葉を覚えていっただけです。

ですから

想定すべきは【小学生レベルの文章】がベスト。

小学生にもわかる文章が大人の心にも響くのです。

・難しい言葉
・難しい表現

これらはぜったい使わないでください。

・難しい漢字
・カタカナ言葉

これらもここではNGワードとして考えてください。

まれに、ターゲットが専門的なスキルを持っている場合は専門用語を並べてもOKです。

また、オタク系の人にはその道のオタクでないと理解できない言葉や表現で攻めない限り、バカにされて見向きもされません。

上記のようなターゲットでない限り極力わかりやすい言葉を用いるべきです。

理解されない文章は・・・

存在しないのと同じなのです。

 

Ⅱ.文章と単語は短く

一文の短さはわかりやすさの鍵です。

短い単語と短い文章を使いましょう。

この2つが長いと読み手は読む気が失せます。

読む気がなくなっているのに読むというのは精神的な修行です。

読者に修行をさせてしまうと

【見込み客を失う可能性が高くなる】

ということです。

・見込み客の学習力
・読者の知識レベル

関係ありません。

・短い単語
・短い文章

このほうがいいのです。

わかりやすさとは伝わりやすさ。

伝わらなければ人は動かせませんから。

(※段落も小分けにした方が良し)

ついでに改行もどんどんしてください。

 

Ⅲ.“左脳的な言葉”ではなく“右脳的な言葉”を使う

脳の話は難しそうですが、大丈夫ですので読み進めてください。

脳には左脳と右脳があります。

左脳は

・理性
・論理
・分析

といった【理論的な役割】をしています。

右脳は

・創造
・感情
・直感

といった【イメージ的な役割】をしています。

人は最終的には感情で買い物をします。

ですから、文章は右脳にアピールするものでなければなりません。

右脳に響く表現としては

「称賛する」より「うなる」
「裕福」より「お金に一生困らない」
「心配する」より「ハラハラする」

こんな感じです。

右脳的で感情的な言葉を使うようにしてください。

表現も右脳に響くものをあえて使いましょう。

例を2つあげます。

どちらが説得力あるか?

次の2つのイメージを読んで判断してください。

高級車の説明です。

例.1

まるでリビングでくつろいでいるような優雅なシート

こんな車は見たことがない

手招きされて足を踏み入れアーチ型のドアを閉め・・・

特別な人のために用意された座席に座る

香り豊かなレザー

天然木を使ったエキゾチックな内装

高級感漂うウィルトン織りのカーペットが最高品質にこだわるあなたのライフスタイルにスポットライトを当てる

キーを回すと世界で最も精巧な動力装置が目を覚ます

シフトレバーに手をかけ・・・
アクセルを踏み・・・

言葉にできないほどのスリルに襲われる

感じるだろうか?

体をかけめぐるこの興奮を

453馬力のエンジンが今、解き放たれた・・・

そして

多くの羨望のまなざしがあなたを追いかける

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例.2

スペック
・6749cc
・6.7リットル
・内径92・00mm
・8・4mmストロークのV12フロントエンジン
・圧縮率11・00
・可変バルブタイミング/カムシャフト
・4弁エンジン
・動力―338kW
・453HP
・SAE@5,350rpm;53l ft lb,720Nm@3,500rpm
・外寸―全長202/8インチ
・幅78・2インチ
・高さ62/2インチ
・車軸130・7インチ
・前トレッド66・4インチ
・後トレッド65・8インチ
・回転半径43.0フィート
・内装―ウッドとレザーの持ち味を生かしたドアとダッシュボード

さて

どちらに興味を持ちました?

どちらがあなたの欲求を刺激しましたか?

大切なのは、どちらで買いたくなるかという点ですよね。

大半の人は例.1のほうに興味を持つことが多いです。

確かに統計は理解しやすいです。

しかし

レジをチーンと鳴らすには例.1のような≪右脳をくすぐる言葉≫を用いた広告にお金をかけるべきです。

なぜなら「感情にうったえかけるから」です。

その人の感情が、その人がモノを買うカギになるからです。

 

Ⅳ.具体的な文章を書け!

曖昧な文章はNGです。

具体的な文章を書きましょう。

フワフワしてちゃダメです。

わかりやすくハッキリとさせてください。

例えば

■悪い例
「金銭的に成功する」
□良い例
「一週間に30万円稼ぐ」

■悪い例
「引き締まったボディになる」
□良い例
「6つに割れた腹筋を手に入れる」

ポイントは

数字や具体例を使うということですね。

このテクニックは見出しやテーマやタイトル(メールで言うところの件名)によく使われます。

ネットのニュースや広告で

「5分で変わる~」
「一日10分で~」
「3分で読める~」
「2週間でいい予感」
「~になる3つの方法」

など

あなたもよく目にしませんか。

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言葉よりも数字は具体性があります。

ただし

健康器具、健康食品、化粧品の記事を書くときは【医薬品医療機器等法(旧薬事法)】に触れないか注意してください。

平成26年11月薬事法は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(略称:医薬品医療機器等法)」に名称が変わりました

医薬品医療機器等法ではかなり表現が規制されます。

私も表現する文章で悩まされるのがこの法律でした。

簡単に言うと

「~に効く」
「~が治る」

という医薬品でしか言えない表現はアウトです。

また「ひざ関節に~」というような体の具体的な部位を示すのもダメ。

東京都福祉保健局のサイトに不適切事例が紹介されています。

東京都福祉保健局のサイトは[こちら]からどうぞ。

 

Ⅴ.しつこいぐらいに例(たとえを)出す

【例】を出しましょう。

どんどん出しましょう。

なにかを主張したら必ず具体例を出すようにしてください。

例え話はフル活用すべきです。

くどいぐらいに例を出しましょう。

同じことを例を変えて多方面から説明すると効果的です。

たとえば

「冬にはみかんです」

と主張します。

冬にはみかんです (主張1)
なぜなら冬にビタミン摂取できる食べ物が少ないからです (例1)
そんなときミカンは重宝 (主張2)
またこたつコミュニケーションにみかんは必要不可欠です (例2)
水分補給もできて栄養もあるみかん (例3)
食物繊維も豊富で会話もはずむなんて一石二鳥ですよね (例4)
さらに快適なお通じにも一役買ってくれます (例5)

このように主張をしたら必ず具体例を出す。

これは習慣にしてください。

くれぐれも主張だけして終わるのはやめてください。

「冬にはみかんです」

このように主張だけで終わると読み手にストレスが溜まります。

【主張+例(たとえ)】

これは“セット”として覚えて下さい。

主張したら例(たとえ)
主張したら例(たとえ)

念仏のように唱えて脊髄にしみこませてください。

 

Ⅵ.【まとめ】でサンドイッチ

文章の最初に言いたいことを持ってきちゃいます。

たとえば

「私が今から話すことは、アレとコレとソレです」みたいな感じで、はじめに結論を言っちゃうのです。

で、終わりに「私がお伝えしたことは、アレとコレとソレでした」と言って閉じます。

【まとめ】でサンドイッチするわけですね。

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これは【わかりやすさ】の追求と、相手の【記憶に残ること】の追求でもあります。

人間はとても忘れっぽい生き物なので、最初と最後に【まとめ】・【要点】を話してあげるわけです。

 

Ⅶ.バゲットブリゲードを使う

バゲットブリゲード】

と呼ばれる文章の書き方があります。

これは「接続詞」だけをそのまま独立させてしまうという手法です。

・しかし
・そして
・というのも
・ところが
・すなわち
・実は
・たとえば

こんな接続詞を一行で使うのです。

たとえば

---------------

しかし

その結果は売る前から分かっていたのです

---------------

↑こんな感じです。

非常にシンプルですが結構効果があります。

私の文章ではかなり使っています。

読み手がスッスッと読めるんですよね、バゲットブリゲードが使われた文章だと。

「文章は短くしろ!」

という話とつながってくるのですが、読み手が文章を【流れるように】読めるということはとても大事です。

スッスッスッと読み進めていける。

途中途中でひっかかることなくスッ、スッっと。

このためには (←バゲットブリゲード)

短い文章というのが大事になってくるんですね。

バゲットブリゲードは【短い文章をつくる】ということの一環でもあります。

さらに (←バゲットブリゲード)

独立させた接続詞によって読み手の好奇心を煽る(あおる)という効果もあるんですね。

シンプルです。

シンプルなのですが超効果的なので試してみてください。

 

Ⅷ.文末表現と文頭表現を重ねる

これも「スムーズに読める文章」をつくるためにかなり使える方法です。

具体的には

あなたは疑っているかもしれません。

疑っているかもしれませんが・・・

というような感じです。

さて

前の章の終わりにも以下のように使っていたのを気付かれましたか?

シンプルです。

シンプルなのですが超効果的なので試してみてください。

文末表現と文頭表現を重ねる。

同じ言葉のくり返しによって前後の文をつなげるわけです。

こういう文章は読み手が「スッスッ」と読み進めていくことができます。

ただし

あまりやりすぎるとうざったくなるので注意が必要です。

バランス感覚をもって適度に使ってみてください。

 

8つのテクニックは以上です。

 

5.最も重要なコト

「これからの時代は文章での表現が重要です」

あなたを含め誰もがこの言葉を疑わないでしょう。

なぜなら

キーワードを入力するネット検索が老若男女で当たり前になってきているからです。

検索してまず見るのは・・・

具体的でわかりやすくイメージしやすいタイトル。

これを【キャッチコピー】と言います。

このキャッチコピーがショボかったり刺さらなかったりすると読んでももらえません。

キャッチコピーはあなたのターゲット(見込み客)をふり向かせる大切な部分です。

たとえば

あなたのターゲットが女性だとします。

あなたはどんな言葉でターゲットをふり向かせますか?

「女性のあなた」
「30代の女性のあなた」
「子育てで時間がない30代の女性のあなた」
「○○市に住む子育てで時間がない30代の女性のあなた」

もう一度考えてみてください。

あなたの見込み客はどんな方なのですか?

まずはこの部分を掘り下げましょう。

掘り下げれば掘り下げるほどあなたの商品やサービスを必要とする見込み客が訪れます。

この過程をブレずに続けられれば…

・あなたにとって必要であり
・あなたを本当に必要とする

そんな見込み客が確実に増えていきます。

もし今後、見込み客があなたのファンになったら、あなたは苦労せず集客できます。

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集客して自分のお店や商品を紹介すれば喜んで来店し買ってくれます。

だって

あなたのファンなのですから。

反対に

見込み客がまだあなたのファンになっていないとしたら・・・

あなたは不安を抱えドキドキしながらお店や商品の宣伝をしなくてはなりません。

なぜなら

まだあなたのブログやSNSに興味を持っただけだからです。

【あなた】という人を好きになったわけではないからです。

要するに

まだファンになっていないということです。

あなたの【人となり】のファンになったら、隣にあなたと同じ商品を売っている人がいたとしても、あなたから買うでしょう。

人は何を買いたいかより、誰から買いたいかを優先します。

 

6.まとめ

本書の冒頭でもお伝えしましたが

商品やサービスを売るために必要なこととして

【見込み客を集める】
【見込み客を自分のファンにする】
【自分のファンにお店や商品を紹介する】

この3つをお伝えしました。

私の実感として・・・

見込み客からファンになってもらえれば、お店に来てもらうことも、商品を買ってもらうことも苦労が要りませんでした。

本当にファンになってもらえると【セールス】という地獄から解放されるのです。

でも

「普通はセールスをして買ってもらってからファンになるんじゃないの?」

と思われたかもしれません。

確かにその通りだと思います。

では

どうしたらほんの少しあなたの情報に興味をもってくれただけの見込み客がファンになってくれるのでしょうか?

読者である見込み客があなたのファンになるには1つ条件があります。

その条件は

あなたがその見込み客の方に信用されることです。

信用こそがファンになってもらえる唯一の条件です。

しかし・・・

まだ会ったこともないあなたを、ブログを読んだだけでどうやって信用してくれるのでしょうか?

ネット上で信用される方法なんて果たしてあるのでしょうか?

答えは

「あります」

私自身が現実に行ってきた方法なら確実に信用が得られます。

またの機会にその方法を具体的に細かくお伝えします。

楽しみにしていてください。

でもその前に

大切なことなのでくり返しますが、最も重要で根気がいる部分はと言うと【見込み客を集める】という過程ですからね!

そのためにも文章が読みにくいとすぐに去って行かれてしまい・・・

忘れられてそれっきりです。

だからこそ

まずは文章力というより≪読みやすさ≫が重要になってきます。

ですから

ぜひ、復習しながらこの記事をご活用ください。


ありがとうございました。

サロンの広告に決して載せてはいけないこと

こんにちは、牧野です。あなたがもし「来月の広告内容」を考えているのであれば、この記事は、ぜひお読みください。

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「広告なんて出す予定がない」「今後も広告はしない」というのであれば読まれなくてもいいのですが、お店のホームページやブログ、SNSなどにも「今回お伝えする『危険な内容』」を記載している場合が高確率であります。

少しでも気になるなら、お読みいただくことをおススメいたします。

【目 次】

 

1.ターゲットと目的について

まずお聞きしますね。あなたがチラシを作る「目的」は何ですか?

ついでにお聞きします。お店のホームページの「目的」は何でしょう?

この「目的」がブレれていると「痛い広告」「痛いホームページ」になってしまうことは言うまでもありませんし、それを目にしたターゲットの見込み客は魅力を感じません。

このことはご納得いただけますか?

「目的」とは、「誰に?」「何のために?」に当たる部分ですが、あなたが出そうとしているそのチラシの目的は、いったい何なのでしょう?

 ◆新規集客のため
 ◆キャンペーンのご案内のため
 ◆グランドオープンの告知のため

このように「目的」はどれでも構わないのですが・・・

そのチラシに「これ」だけは載せないでほしいのです。

 

2.載せてはいけない「これ」とは?

「これ」とは「求人広告・求人の案内・スタッフ募集」です。

これ以降、求人の情報を「チラシ」や「ホームページ」、「ブログ」や「SNS」に載せないでください。

ようするに「スタッフ募集」を広告内から排除してほしいのです。

私は常々、以下のようにお伝えしているのですが・・・

「広告は、ターゲットを絞ってメッセージを発信しないとターゲットには響かず、ターゲットに響かない広告はゴミ以下となる」

と。

なぜこんなキツいことを言うのかというと、こうしないと「ターゲット」は行動してくれないからです。

まずは、読み手であるターゲットの心に響き、次に、行動をしてもらわなければ、当然ですが「来店」には至りません。

「来店」に繫がる広告の基本とは・・・

「ターゲット(見込み客)を絞りに絞り、その人だけに語りかけるように書くこと」

です。

ようは、広告を作るとき意識するべきこととは「広告はターゲットに向けたラブレター」だと思って書くことであり、もしそうしなければ、反応も、行動も、来店も、なんもないということです。

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ターゲットは「たった一人のお客さま」。

ところがそこに「スタッフ募集」という表示。

たとえると・・・

大好きな人に向かって書かれているラブレターの中に「わたしの恋をサポートしてくれる人を募集しています」という、なんとも興ざめする文言が書かれていることを想像してみてください。

これでは、ラブレターの読み手が「はぁ?ナニコレ??」となってしまっても、文句が言えませんよね。

 

3.「これ」はどこに載せればいいのか

では「求人広告」「スタッフ募集」はどこに出せばよいかと言いますと、求人誌や求人サイトへ出すべきです。

他にも、お店独自で「スタッフ募集用ホームページ」を「お客さま用ホームページ」とは別に作ることをおススメします。

でも

「お金がもったいないし、面倒だから一緒に出しちゃえ」

となるわけですよね。

心を鬼にして言わせてもらいますが・・・

「そんな考えを持っていると、人としてのセコさ丸出しで『ケツの穴の小ささをお客さまに曝け出しているのと同じだ』ということに一刻も早く気づいてください」

チラシは「何のため」「誰のため」に出すのかを、もう一度考えてみてください。

ここがブレブレの広告を出すことは、ハッキリ言って「お金を捨てること」です。

 

4.さらなる弊害

目にするたびに「スタッフ募集中」と書かれている美容室の広告をよく見かけます。

お客の立場でハッキリと言わせてもらいますね。

「この店っていつも募集してるよね、そんなに美容師から人気がないの?」
「それとも人間関係が悪かったりブラックサロンだったりで辞めちゃう?」
「なんか安心できないって言うか、信じられないって言うか、ちょっとねぇ」

こんなマイナス感だけが残ります

逆に、求人専用のホームページがあって、そこに

 ★このお店が求めるスタッフ像
 ★このお店の指針や理念
 ★お客さまに提供したいもの
 ★この地域社会に貢献したいこと

このようなことがハッキリ示されていたとしましょう。

たまたまそれを目にしたお客さんは「このサロンって、お店のホームページではフレンドリーな感じを受けたけど、裏ではこんなしっかりとした考え方で経営していたんだ」と感じることでしょう。

あなたは「弊害」を印象付けたいですか?

それとも「隠れていた好印象」を感じてもらいたいですか?

 

5.理想のお客さまに届けたいなら

例外をお伝えしておきますね。

求人広告をチラシやホームページに載せても構わないのは「老若男女すべて」をターゲットとした「大型店」「安売り店」です。

なぜなら、安売り店のお客さんは「価格の安さ」だけを気にするからです。

「価格」だけを気にするお客さんは、「スタッフ募集」などという細っかいところなんて「どーでもいい」わけです。

目が「価格」にしか行かないということなので、関係ありません。

ここでお聴きしますが・・・

「あなたが求めるお客さまは、吉野家の牛丼のような『安い・早い』を好むようなお客さまなのですか?」

もし、そうであれば・・・

貴重なお時間をとらせてしまい、大変失礼しました。

ここまで読まれたことはすべて記憶から消去し、今すぐお仕事に励んでください。

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しかし、あなたが

 ◇ 意識が高いお客さま
 ◇ あなたが好きなお客さま
 ◇ あなたを好きなお客さま
 ◇ センスが良いお客さま
 ◇ 人として素敵なお客さま
 ◇ 客単価が高いお客さま

このようなお客さまに必要とされたいと望んでいるなら、「セコさ」「ケツの穴の小ささ」は命取りになります。

 

6.理想のお客さまを集める広告7つの要素

理想のお客さまを広告で集めるには、以下の「7つの要素」が必要となります。

この7つの要素は「最低限入っていないといけない要素」です。

【広告における7つの要素】

 ❶ 目的はたったひとつだけ
 ❷ ひとりだけに向けられた手紙
 ❸ 1つに絞られたメッセージ
 ❹ 感情を揺さぶられるオファー
 ❺ 既存顧客やスタッフの言葉や表情
 ❻ すぐに予約を入れなくてはならない理由
 ❼ 余分なことが書かれていないこと

理想のお客さまを集める広告は、以上の要素を満たしています。

特に大事なのは「❼ 余分なことが書かれていないこと」なのですが、今回はこの部分を説明してきたわけです。

 

7.最後に

チラシやホームページ、ブログやSNSを利用するとき、大切なのはその「目的」です。

大切なことなので何度も言わせていただきますが・・・

「目的」とは、「誰に見て(読んで)もらいたいのか」「その方に何を伝えたいのか」ということです。

あなたは

「45歳で白髪に悩んでいる女性に(誰に)、スタッフを募集しています(何を)」

と伝えることが、どんなに「ちんぷんかんぷん」で「トンチンカン」かつ「意味不明」なことかは、説明しなくてもお判りでしょう。

だからこそ「お客さまに向けての情報発信」と「求人用の情報発信」を完全に分け、メッセージがブレないようにしてもらいたいと願うわけです。

この「ひと手間」なんです。

この「ひと手間」をかけるか否かで、あなたのお店やサロンを訪れるお客さんの「質」が大きく変化してくるのです。

そういうところを「徹底的にこだわって」みませんか?

 

では、(^_-)-☆

ローカルインフルエンサー(地域で影響力のある人)になる方法

こんにちは、牧野です。お店やサロンは95%「地域密着型」「地域に根ざす」のビジネス形態をとっています。

これはどういうことかと言いますと、全国や都道府県でNo.1にならなくてもいいということです。では、どうなれば良いのかと言いますと「ローカルインフルエンサー(その地域で影響力のある存在)」になればいいのです。

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今回は、あなたがあなたの地域で「ローカルインフルエンサー」になる方法をご紹介します。

【目 次】

 

1.地域で影響力を持つメリット

突然ですが、豪華客船をイメージしてみてください。映画「タイタニック」を観たことがあるなら「タイタニック号」をイメージしてください。

豪華客船のタイタニック号はこんな感じなのですが、行先はアメリカです。

そして乗船しているお客は「最上階のセレブ」「中間層のやや裕福な人」「下層の貧しい人々」と別れているわけです。

そして、この3層には「全国区のインフルエンサー」「ある分野のインフルエンサー」「ローカルインフルエンサーがそれぞれ存在します。(行先は全員同じですが「住んでいる階層」が違うというところがポイントです)

最上階のセレブである「全国区のインフルエンサー」は様々なメディアなどで影響力を持っていますが、ローカルインフルエンサーほどの「地域の人々への直接的な影響力」は持てません。

住んでいる世界(階層)が違うのです。

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あなたは、タイタニック号という世界の中で「最下層(地域)にいる圧倒的多数の人々」への影響力を「いかにして持つか」が課題となります。

ローカルインフルエンサーになれると「地域の人への直接的な影響力」を持つことができホリエモン松本人志指原莉乃といったような「全国区のインフルエンサー」を相手にしなくても済みます。

断言しておきますが、全国区のインフルエンサーに勝負を挑んでも瞬殺されるだけです。

あなたの影響力は「ローカル(地域)」で活かされてこそ価値を発揮するのです

 

2.地域社会は意外と単純な構造

あなたがお店やサロンを出店している地域はに、「業種・業態」が異なるお店やビジネスが他にもたくさん存在しているでしょう。

また店舗がなくても、デザインやプログラミングなどを個人事業でやっている人だって(今の時代)珍しくありませんし、Youtuberだっているかもしれません。

そして、地域社会のビジネスパーソンたちは「全国区」や「ある特定の分野」でのインフルエンサーになれるほどの力がないのも共通しているのです。

たとえば、facebookで友達が1,000人いたとしても、あなたの地域密着ビジネスにはほとんど関係ありませんよね。

このように、地域社会でビジネスを行っている人たちには「同じような構造」が当てはまります

各分野はそもそも「構造」が違うのです。

だから、影響力のあるインフルエンサーになりたいと思っていたとしても「全国区」なのか「ある特定の分野」なのか「特定の地域」なのかで戦略も戦術も大きく違ってくるのです。

 

3.ローカルインフルエンサーになるための戦略と戦術

ここは簡単に説明しておきますね。

ローカルインフルエンサーになるための「戦略」「地域のアナログコミュニティ作り」です。(アナログという部分が大切です)

同じく、ローカルインフルエンサーになるための「戦術」はズバリ「朝活(あさかつ)です。

※現在は「新型コロナウイルス」の影響で開催困難かもですが、ご了承ください

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地域のメリットは直接会えること(ここがアナログ)ですよね。

そして、直接会えて、生のコミュニケーションができる場が「朝活」なのです。

なぜ「朝活」かと言いますと・・・

朝はどんな業種や業態でも、意外と時間がとれやすく、月に2~3回なら無理なく参加できるからです。

さらに、朝から活動できる人の「意識」は高く、自己コントロールできる人物である可能性が高いからです。

「朝活」をあなたが運営すると・・・

地域でビジネスを営む人たち、普通のサラリーマンの人たち、家庭の主婦などとのつながりが一気に増えるので、その中心となっている「あなた」は自然とインフルエンサー化していくのです。

SNSが浸透してきた現代では「人が集まれる」という場が求められています

それも「リアルな出会い」であればあるほど、参加者の結びつきは強くなり、その結びつきが強くなればなるほど「あなたの影響力」は揺るぎないものとなっていくのです。

 

4.ローカルインフルエンサーになる3つのステップ

では「朝活」の始め方と、そこからどうやってローカルインフルエンサーになっていけばいいかをステップでお伝えします。

 

❶【朝活づくりの3ステップ】

ステップ.1
 ◆facebookで「○○市の朝活グループ」と言ったようなグループを作ります

ステップ.2
 ◆知っている限りの「同じ地域に住む人」をそのグループに招待します
 ・招待した人に「拡散」をお願いしてください

ステップ.3
 ◆当然ですが、あなたはそのグループの主催者になります
 ・これでローカルインフルエンサーになるための準備完了です

 

❷【朝活運営の3ステップ】

ステップ.1
 ◆朝活する日と会場をグループ内で告知します
 ・開催日は、0が付く日、7が付く日といったような決め方をしておきましょう
  (こうすると曜日がばらけ参加できる人が増えます)
 ・会場はマクドナルドやファミレスで充分です

ステップ.2
 ◆最低限のルールを決めておきます
 ・「時間内出入り自由」
  「ネットワークビジネスなどの勧誘は禁止」
  「会費はないが朝活時の飲み物などは自分持ち」など

ステップ.3
 ◆参加者がそろったところで写真を撮りfacebookのグループ内に投稿します
 ・これにより「仲間意識」が育ち、エンゲージメントが強くなります
 ・朝活の内容は「自由なおしゃべり会」くらいゆるくてかまいません

 

❸【ローカルインフルエンサーへの3ステップ】

ステップ.1
 ◆朝活グループ参加を承認する立場になります
 ・朝活グループ参加には「あなたの承認」が必要になるよう設定してください

ステップ.2
 ◆朝活グループの「目的(理念)」をグループ内で語ってください
 ・ゆるい朝活だけど、地域の結びつきを強くして

ステップ.3
 ◆とにかく最低でも1年は続けます
 ・バーベキューやハイキング、忘年会などのイベントの提案もしましょう
 ・去る人がいても文句を言わず、来る人を拒まず、大きな気持ちでいましょう

 

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やっていくとわかりますが、回数を重ねるたびに驚くほど参加者同士の結びつきは強くなってきます。

すると、お互いのビジネスの紹介をしあったり、人を紹介しあったりと、どんどん「つながり」が広まっていくのが目に見えてわかってきます。

あなたは常にその中心にいてください

中心で「何かを働きかけろ」というのではなく、中心で運営しているだけで、あなたの権威は高まっていき、自然にローカルインフルエンサーとなっていきます。

 

5.ローカルインフルエンサーの役目

ローカルインフルエンサーになってからの「あなたの役目」は、紹介の仲立ち役です。

メンバー同士で「この人とあの人を繋げたらいいかもしれない」「この人はこんなことで困っていたから、あの人を紹介してあげよう」といったように、仲人みたいな存在に徹してください。

これにより「あなたの価値」は高まるどころか、より一層地域の人たちから「信頼」される存在となります。

もちろん、お金などは一切とらず、あくまでも「この地域のために」という姿勢でいれば、あなたの存在は「いなくてはならない存在」と変化していきます

これがローカルインフルエンサーとなったときの「あなたの役目」なのです。

 

6.信頼という名の「資産」を得る

今さら言うまでもありませんが、地域に根ざしたビジネスでは「信頼」は最も大切な要素であり、あなたのお店やサロンにとっての「資産」となります。

「資産」とは「財産」を作るためのものであり、あなたの「人となり」までもが「資産」となり得るわけです。

ビジネスを行う者としても、いち人間としても、本当にうれしいのは「必要とされること」ではないでしょうか。

だからこそ、ローカルインフルエンサーの道のりを歩いてみたらいかがでしょうか。

 

7.まとめ

私は、今年の1月まで住んでいた沖縄県宮古島でも「みやこばち」という朝活コミュニティを作り、そこからどんどん「つながり」を広げていくことができました。

宮古島に移住した4年前は、完全アウェーの「知り合い誰一人もいない状態」で、一週間誰とも会話できない日々を経験しました。

そして、たった一人の女性をローカルインフルエンサーにすることにより、私の人脈は(人脈という言葉は好きではないですが)一気に広がり、どんどん繋がっていき、朝活を始めて3年後には、友だちだらけになれたのです。

ビジネスも一緒にやらせていただいたり、お客さんを紹介していただけたり、もちろんみんなで遊んだり飲んだりもできました。

やはり「リアルなコミュニケーション」に勝るものはありませんね。

「信頼」が得られ、「必要」とされ、「資産」を築けるローカルインフルエンサーは、これからのあなたが目指す道ではないでしょうか。

 

ぜひ、チャレンジしてください(^_-)-☆

 

 

お客さんの「来店までの心理」を考えてみた

こんにちは、牧野です。今回は、お客さんの心の動きについて勉強していきましょう

なぜなら、すべてのお客さんには「予約(来店)心理」というものがあるからです。

これを知らずに宣伝やキャンペーンを打ちだすと、効果が出ない可能性が高まり、広告費をドブ川に流してしまうことになりかねません。

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さらに、お客さんの心の動き(流れ)を把握しておかないと、タイミングが悪いときに、トンチンカンな宣伝をしてしまうことになります。

たとえると、ある異性と初めて会った30分後に「結婚して下さい」とお願いするようなもので、ドン引き必至状態を招きかねません。

ですから、今回は「お客さんが来店するまでの心の流れ」を大きく3段階に分けてシンプルにお伝えします。

【目 次】

 

1.お客さんの心理フロー(流れ)

まず初めに、認識していただきたいことがあります。

今回お伝えしていくことは「集客方法」ではありません。

ようするに、どうやったら「集客」できるか、どうやったら「売る」ことができるか、ということをお伝えするのではないのです。

あなたが「さらなる集客力」を身につけたければ、お客さんが予約(来店)したくなる心理を学ぶ必要があるので、今回はそちらをご紹介しようということです。

「集客方法」と「お客さんが予約(来店)したくなる心理」は、お同じだと感じるかもしれませんが、厳密にいうと全く違うものなのです。

まずは下の図をご覧ください。

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これはお客さんが、予約(来店)するときの心理の流れ(フロー)です。

お客さんが、あなたのサロンの広告やキャンペーンの案内と出合ってから、実際に来店されて商品(メニュー)を頼まれるまでに、どんな心理状態になっていくのかというお話です。

予約(来店)までの流れは、大まかに3つのステップに分かれると思ってください。

 

2.興味・関心

まず初めに、お客さんはあなたの広告と出合いました。(この段階のお客さんを「見込み客」と呼びます)

この出会いは、チラシであったり、ホームページであったり、ブログであったり、ホットペッパービューティーや、タウン誌のようなものかも知れません。

他にも、店頭の看板や、口コミかもしれません。

いずれの方法でも、とにかくまず初めは、お客さんがあなたのサロンを知るところから始まります。

その瞬間・・・

お客さんは興味・関心を持つか、目に留まらないかのどちらかに分かれます

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あなたの商品やサービスに対して

「これは良いかも」
「えっなに、ちょっと興味あるな」
「うわっ、これ欲しい」
「これは私にはどうなんだろう?」

のような興味・関心を持ってもらえたら第一関門突破です。

 

3.比較・検討

そして、この段階を無事に通過すると、次は、比較・検討に入っていきます。

「本当にこのサロン(お店)に行ってこのメニューを頼んだら、自分が得たいような結果を得られるのか」

ということを検討したりします。

ただし、同じような結果が得られるような商品・サービスというのは、世の中にはいっぱいありますので、当然、お客さんは自分にとって本当に一番良いのはどこのお店だろうと比較を始めるのです。

最近では【 Instagram 】や【 LINE 】【 twitter 】【 facebook 】などのソーシャルメディアを使って情報を共有するようにもなっています。

もちろんこの段階も、比較・検討の中に含まれることは言うまでもありません。

もっと言うと、現代は『興味・関心~予約(来店)』までのすべてにソーシャルメディアを使っている可能性があります。

 

4.予約(来店)

上記の「厳しく狭き門」をかいくぐって、あなたのサロンがお客さんに選ばれると、晴れて「予約電話」となるのです。

しかし、牧野流に解釈させていただきますと・・・

初回来店のお客さんは「まだ見込み客の段階」なのです。

ですから、初回来店されたお客さんに「常連客」になっていただくためのアプローチをしなければなりません。

実は、ここからが「真の集客」なのです。

3ヶ月先まで予約が埋まるサロンは、この「初回来店時」に「次回も来店してもらえる仕掛け」を用意してあり、再来を促す方法もマニュアル化されているので、どのスタッフでもリピーターをつくることができるのです。

その仕掛けの代表例が「セールストーク」であったり「メンバー特典」なのです。

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5.独自の「売り」をつくる

サロンに予約して来店するとき、それがどのような商品やサービスであっても、この3ステップを踏むのです。

人はスーパーの食品売り場で「だいこん一本」選ぶのにも、この3ステップを踏んでから購入します。

もちろん、だいこん選びはサロン選びより速い「2~3秒の選択」でしょう。

実際、サロン選びは(同じようなお店やサロンが乱立しているので)もっと長い時間「比較・検討」されることが容易に予想できますよね。

興味・関心は、値段であったり、立地であったり、特典であったり、さまざまな要素から生まれます。

そして「比較・検討」という振い落しのステージを経て、予約(来店)にたどり着くので、時間は長くなるということですよね。

巷に出ている「集客方法」などの情報は「どうやってお客さんを集めるか」にポイントを置いていますよね。

そのような「集客方法」は、これら3つのステップのうちの「興味・関心」にアプローチしたものなので、トータルして考えると「集客方法」だけでは足りないのです。

たとえば「売れる方法」「選ばれる方法」でよく出てくる考え方に「USP(ユニーク・セリング・プロポジション)を作りましょう」という戦略があります。

USPを広告などでお客さまに紹介するとき、競合他店にない「あなたのサロンの独自売り」「あなたが取り扱う商品のユニークさ」のような説明をされると思います。

それは【お客さんの心理フロー】でいうと、比較・検討のときに力を発揮しますので、ぜひ、USPを考え抜いて作っておきましょう。

比較・検討のとき

「この店のストパ、あの店とはどう違うのよ?」

とお客さんが悩まれることが予想できますよね。

その際、そのお悩みを先取りした

「うちのストパは◎●で◆◆という違いがあり、あなたにはこんなメリットがあるんですよ」

というアプローチ(USP)が必要となってきます。

【注意点】

USPを増やせば、比較・検討の段階で「この美容室いいな」と思ってくれる人が増えますが、予約(来店)を促す最後の決め手ということではありません。

予約(来店)を促す決め手は「オファー」です。

オファーとは「お客さんが圧倒的に得をする提案」のことです。

見込み客が、比較・検討をしている間に、的確なアプローチがないと、あなたの広告は脱落してしまいます。

すると、その後の広告も読まれないし、来店時のセールストークも意味をなしません。

つまり、このお客さんの心理の流れ通りに広告を作っていかないと、なかなか、

ご予約 ⇒ ご来店 ⇒ 次回来店の仕掛け ⇒ 再来

には行きつかないということです。

ようは、大切なのはプロセス(過程)ということです。

全ての広告媒体において、この「お客さんの心理フロー」というもの考慮し、3段階のプロセス全体から設計していかないと、お客さんに来店していただくのは難しくなります。

では、具体的にはどうしたら良いのでしょう?

 

6.お医者さんマーケティング

一番シンプルでわかりやすい方法は、「お医者さんになる」ということです。

あなたは、サロン界の「お医者さん」になってみてください。

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なぜなら、お医者さんになると、売れる仕組みは出来あがってしまうからです。

これが今回あなたにお伝えしたいことです。

お医者さんというのは、患者さんは自分からやってきます。

特に「ここに医者がいますよ」と宣伝するわけではないのですが、患者さんは自分からわざわざやってきてくれるのです。

そして、患者さんはお医者さんには逆らいません。

たとえば・・・

お医者さんが、「木曜日に手術しましょう」と言ったら、患者さんが「いやぁ、ちょっと木曜日は手が離せなくて・・・」とは言わないですよね。

基本的には、仕事も休んで、用事もキャンセルして、木曜日に手術を受けるはずです。

そして、患者さんは値切りません。

患者さんに「診察料は5,000円になります」と請求した場合「わぁ、ちょっと高いんで2,000円に負けてもらえませんか?」と値切る患者さんはいないと思います。

そして、この患者さんという部分を「お客さん」に置き換えてほしいのです。

・お客さんは自分からってくる
・お客さんはあなたに逆らわない
・お客さんは値切らない(サロンで値切るお客さんは珍しいですけどね)

とても、素晴らしいお店やサロンではありませんか?

あなたにとって「理想的なサロン」だって感じがしますよね。

でも、それと同時に

「理想的って言われても医者じゃないんだからでるわけない・・・」

と思われたかもです。

では、お医者さんだと、なぜ患者さんは向こうからやってきて、逆らわず、値切らないのでしょうか?

 

7.医者は権威

その理由はとてもシンプルで、医者は「権威」だからなのです。

つまり、痛みで苦しく、不安で、心配な病気を治してくれるという唯一の存在であるし、法律で守られているという意味でも、やっぱり「権威」なのです。

価格を下げてはいけないとか、そういったことは医師法で決まっていますから、そのような法律も味方してくれている医者とは「権威」なのですよね。

だからこそ、患者さんは自分からやってきて、逆らわず、値切らないのです。

ということで、あなたも権威になれば、お客さんは自分からやって来るし、あなたの言うことをよく聞いてくれるし(無いとは思いますが)値切らないということです。

お医者さんのプロセスを学べば、そのままお医者さんのような「権威」が手に入るとこができるという、シンプルな理論をお伝えいたします。

 

8.医者のプロセス

お医者さんのプロセスとは、大きく分けると3つになるので、先ほどの、興味・関心→比較・検討→予約(来店)の流れとまったく同じになります。

 ★ステップ1・・・まず、問題を抱えた患者さんが自分からやってく
 ★ステップ2・・・次に、問題の原因を発見し、それを患者さんに説明する
 ★ステップ3・・・最後は、処方箋を出す

先ほども言いましたが、これらのプロセスは、まさに、興味・関心→比較・検討→予約(来店)のプロセスとほぼ一緒です。

ステップ1では、問題を抱えている人が向こうからやってくる、、これは、興味・関心を持っている状態ですよね。

そしてステップ2で、問題の原因を発見し、患者に説明するのですが、これは比較・検討の段階を指します。

で、ステップ3の、薬という商品を売るという「来店してもらい施術を行う」の段階になります。

では、これをサロンビジネスにあてはめるとどうなるか、ということを詳しく見て行きましょう。

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【ステップ1】

悩みを抱えた人が自分から訪ねてくるという現象は「問題を抱えている人を集める」ということで達成できます。

美容室に多く見られるケースとして、問題を解決したい人ではなく「もっときれいになりたい人」を集める傾向が強いです。

具体的には「あなたのキレイを応援します」こんなメッセージを出していなかったかということです。

そうではなくて・・・

あなたの商品やサービスで解決できる「問題を抱えている人」を集めましょうということなのです。

まずはこの点の考え方を理解してください。

たとえば

「市販のカラー剤をお使いの後、髪のゴワつきとキシみ、頭皮のかゆみで悩まれている方はいらっしゃいませんか?」

このように、商品が欲しい人ではなくて、あなたの商品が解決できる問題を抱えている人を集めていくということです。

 

【ステップ2】

次は、問題の原因を特定してあげましょう。

そして、それをお客さんに伝えて、きちんとプロの所見を伝えてあげる段階に入ります。

これは何かと言いますと、お客さんの問題の原因を特定するということです。

ステップ1で、問題を抱えている人が集まってきているわけですが、それぞれの理由は微妙に違うじゃないですか。

ここでは、あなたの商品の良さを説明するのではなくて、本当にお客さんの問題はなぜ起こっているかということを、1人ひとりの状態に合わせてちゃんと特定してあげるということです。

そのために行うことが「ヒアリング(カウンセリング)」です。

お医者さんでも「お腹のどの辺が痛いの?」「今朝は何を食べましたか?」ですとか、触診したり聴いたりします。

このように、お客さんの問題の原因がどこにあるかということを、しっかりと特定し、伝えてあげるということ。

これがステップ2です。

 

【ステップ3】

ここでは、処方箋を出す、という段階となります。

ようするに、お客さんの問題の解決策を提示しましょうということです。

ここではズバリ、あなたのスキルや商品を提案してあげるという場面となります。

先ほどまでのステップで、こういった問題を抱えているということが理解できました。

理解ができたのですから、最終的にやることというのは、その問題の解決方法の提示をすること、すなわち、あなたのセールストークです。

 

9.重要なポイント

ここで、重要なポイントがあります。

それは、あなたの商品で解決できなければ「他の商品(他のサロン)を紹介してあげましょう」ということです。

これはとても勇気が必要なことですが、本当にお客さんのことを考えたら、してあげるべきことです。

医者でも、自分の医院で診れない患者は、他の病院を紹介します。

これも信用・信頼される重要なポイントです。

あなたの商品がオールマイティーだということはないと思います。

あらゆる問題を解決してくれる商品は、この世に存在しませんから、あなたの商品やサービスではどうにもならない問題を抱えているお客さんもいらっしゃると思います。

そんな場合も、あなたはこの美容室業界に詳しいでしょうから、そのお客さんの問題はどこのサロンなら解決できるかわかるはずなのです。

そのためにも、同業のサロン同士のネットワークを持っているといいかもしれません。

ようは「お客さんのためを第一に考える」ということを本気で取り組む姿勢こそ、真に信頼されるサロンとなるわけです。

 

10.終わりに

長くなりましたが、以上、3つプロセスを、ステップにそって実施していくと・・・

実は「3ヶ月先まで予約が埋まるお店やサロン」の仕組みは出来あがってしまうんですよ、というお話でした。(^_-)-☆

 

オススメ書籍

 

あなたは本当に男?本当に女?

こんにちは、牧野です。私は常々「ビジネスの謎は、男性性と女性性を理解していないから生まれる」とお伝えしています。

今回は、あなた自身が「男性性」が強いのか、逆に「女性性」が強いのかをテストしてみたいと思います。

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男性性と女性性を活かしたお店やサロンの運営方法は、以下の記事にまとめておきましたので、ぜひ、復習を兼ねてお読みください。

さて、まずはあなたの本質が「男より」なのか「女より」なのかをテストしてみましょう。

以下の質問に対してAかB、どちらに当てはまるかを判断していってください。

質問の答えはあまり考えず、直感でAかBを選んでくださいね。そして、Aを何個選んだか、その数を覚えていてください。

【目 次】

 

1.コミュニケーションタイプチェックシート

※Aの数を数えておいてくださいね

1.人からほめられるときには

A:「すごい!」と言われたい
B:「さすが!」と言われたい

2.どちらかというと

A:無口
B:おしゃべり

3.観に行きたいのは

A:興行成績全米1位の映画
B:ヨーロッパで評価が高い映画

4.異性からのアプローチ、グッとくるのは

A:思わせぶりな態度
B:ストレートな告白

5.働く上で求めるのは

A:出世や実績に結びつく仕事
B:自分にしかできない仕事

6.好きなことわざは

A:「石の上にも三年」
B:「案ずるより産むが易し」

7.得意先からのクレーム、反射的に思うのは

A:なめられたくない
B:怒らせたくない

8.心の中でうっすら思っているのは

A:「大人になんかなりたくない」
B:「ちゃんとした大人になりたい」

9.どちらかというと苦手なのは

A:ブレインストーミング(自由なアイデア出し)
B:プレゼンテーション(きちんとまとめて発表)

10.たまの休日。行きたいのは

A:顔なじみの行きつけの店
B:気になっていたニューオープンの店

11.仕事上のトラブル。まずは

A:上司に報告
B:仲のいい同僚に相談

12.靴を買いに行くとしたら

A:事前にリサーチをして、靴屋や靴売り場を丹念に回る
B:いろいろ見て回って、結果的にカバンを買うこともある

13.どちらかというと占いは

A:嫌い
B:好き

14.ゆっくり時間がとれて本を読むとしたら

A:知識が身につくビジネス書
B:人の心の機微を描いた小説

以上です。

Aを選んだ数はいくつでしたでしょうか?

 

2.診断結果

では、あなたは「男より」なのか、「女より」なのかをチェックしてみましょう。

「ド男タイプ」Aの数が11~14

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「ド男タイプ」のあなたは、誰に対しても非常に「男性的」なコミュニケーションをとってしまいます。

もし、あなたが女性なら、学生時代や若いころは女子との人間関係に悩んだり、苦労したかもしれません。

 

「男タイプ」Aの数が7~10

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「男タイプ」のあなたは、やや「男より」ではありますが、女性のことも理解しながらコミュニケーションをとれる人です。

もし、あなたが女性なら、とってもサバサバとしていて、男友達も多く、女性からは頼られるタイプでしょう。

 

「女タイプ」Aの数が4~6

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「女タイプ」のあなたは、バランス感覚がよく、仕事やプライベートを充実させる力があります。

やや「女より」のコミュニケーションタイプということで、もし、あなたが男性なら、女性から「話やいす人だな」と思われているでしょう。

 

「ド女タイプ」Aの数が0~3

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「ド女タイプ」のあなたは、男性的な考え方や行動を理解することがほぼできませんし、幼さとかわいさで武装しているようにも見られてしまいます。

もし、あなたが男性なら、男性よりも女性と話しているほうが「楽だ」と感じることが多いでしょう。

 

3.男と女のコミュニケーションの違い

男と女のコミュニケーションの取り方は決定的に違います。

男性的なコミュニケーションと女性的なコミュニケーションは、どちらが優れていて、どちらが劣っているかというものではく、脳の構造や心理的な特徴、社会的な風習から「違い」が出てくるものなのです。

重要なことは、両者のコミュニケーションのタイプがあまりに違うので「わかり合うのは無理」といっても大げさではないところです。

「同じ人間だから」などと考えて、中途半端に理解しようとしたり、相手を矯正(きょうせい)しようとするものなら、お互いがもの凄いストレスを抱え合う羽目になってしまいます。

これは「対お客さま」だけでなく「対スタッフ」にも大きく関係してくることです。

たとえば、「ド男タイプ」の店長が「ド女タイプ」のスタッフに注意をしたとします。

果たして、その注意はスタッフにちゃんと伝わり、ド女スタッフは店長の言うとおりになるでしょうか?

答えは簡単です「なりません」。

なぜなら、ド男タイプの人と、ド女タイプの人では、会話のニュアンスや思考回路、センス、人間関係の取り方、価値観など、すべて全く違うからです。

 

4.どんな対策を講じたらよいか

「あなたのタイプ」があるように、お客さんにもスタッフにも「タイプ」があります。

この組み合わせが反発するような組み合わせですと、どんなに誠意を尽くしたとしても「そもそも伝わらない」ので、無駄なエネルギーを消費することでしょう。

私のお勧めは、スタッフの採用試験や面接時、お客さんが新規で来店したときにアンケートなどで答えてもらい、あらかじめ「どのタイプ」なのかを把握しておくだけで、その後の対応がよりスムーズになります

たとえば、ド女タイプのスタッフに男タイプの店長が指導したときには「なんでわからないんだ」「どうして理解できないの」が大幅に減るでしょう。

お客さんに対しても、ド男タイプのお客さんには、男タイプの女性スタッフを担当にすれば、非常に円滑なコミュニケーションが取れるということです。

 

5.最後に

最後にまとめとして「男と女の違い」を11パターンほど紹介しておきます。

この違いをよく覚えておいて、明日からの人間関係や、お客さんとの関係を、より円滑に構築していってください。

01
男:男は察するのが苦手
女:女は説明するのが苦手

02
男:男は理屈で動く
女:女は感情で動く

03
男:男の頭の中は「縦社会」
女:女の頭の中は「横社会」

04
男:男は「権力」を与えれば喜ぶ
女:女は「安定」を与えれば喜ぶ

05

男:男は「結果」を重視する
女:女は「過程」を重視する

06
男:男はほめてもらいたい
女:女はわかってもらいたい

07
男:男はモノタスク(ひとつの事に集中してしまう)
女:女はマルチタスク(いっぺんに複数のことができる)

08
男:男は分析されたくない
女:女は言い当てられたい

09
男:男は「世界」から認められたい
女:女は「世間」から認められたい

10
男:男は「プライド」を食べて生きている
女:女は「パン(現実)」を食べて生きている

11
男:男は使えないものを集める
女:女は使えそうなものを捨てられない

 

では(^_-)-☆

 

 

新型コロナで自粛してもビクともしないお店を構築する方法

こんにちは、牧野です。
新型コロナウイルスの影響で、自粛を余儀なくされたお店の中で、自粛をしながらもビクともしなかったレストランがあります。

その奇跡のレストランオーナーが言うには「うちは『5つのC』というものを日頃から意識していたので大丈夫だったんですよ」とのこと。

今回は、コロナショックにも動じなかった「5つのC」についてお伝えします。

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5つのCとは、 Concept(コンセプト・サロンの理念)、 Contents(コンテンツ・売り物)、 Commerce(コマース・店舗やホームページ)、Community(コミュニティ・店と顧客のつながり)、Context(コンテクスト・文脈、背景、ストーリー)です。

これらのうち、どれか一つが欠けても「経営者の軸」「スタッフのヤル気」「お客さまへのインパクト」がブレたり弱くなったりして、お店やサロンの魅力がパワーダウンしてしまいます。

今回は、5つのCのうち、あまり意識されていない Context(コンテクスト・文脈、背景、ストーリー)のお話をします。

【目 次】

 

1.お客さんの「なぜ?」に答えると

コンテクストのお話しの前にいくつか質問させてください。

Q1.あなたはなぜ美容師(あなたの職)になったのですか?
Q2.あなたはなぜ自分のお店を出したのですか?
Q3.なぜお店(サロン)の屋号をそれにしたのですか?
Q4.あなたはなぜそのような理念を持っているのですか?
Q5.なぜこの街にお店を出したのですか?

質問は以上です。

これらの質問や疑問は、ほとんどのお客さんの心の中にあるもので、お客さんとの関係を深くしていくためにも「回答」をしなくてはならないものなのです。

そして、あなたがこれらの質問や疑問に答えようとするとき、あなたが思い浮かべるストーリー(物語り)が、コンテクストと呼ばれるものになるわけです。

 

2.見落とされがちなコンテクスト

コンテクストとは、あなたのお店のコンセプト、コンテンツ、コマース、コミュニティの背景にる「ストーリー」です。

そして新規集客や、固定客づくりのためにもコンテクストはとても重要。

なぜなら、多くのお客さんは、店舗や商品の背景にあるストーリーに反応し、共感した人たちがあなたや「あなたのお店やサロン」に興味を抱きコンタクトをとろうとするからです。

つまり、コンテクストは「あなたのお店やサロンの顧客」となる可能性が高い見込み客を数多く集めるためには必要不可欠な要素と言えるのです。

しかし、残念なことに、コンテクストを重要視しているお店やサロンは、あまり見当たらないのが現状です。

 

3.奇跡のレストランのコンテクスト

私の友人に増田慎一さんというフレンチレストランのオーナーシェフがいます。

冒頭にご紹介した「奇跡のレストラン」の経営者です。

※彼のメルマガに登録するとコンテクストの勉強になります

増田さんは独立して「シェフ 兼 経営者」としてお店を切り盛りしているのですが、食事に行こうと思っても「スミマセン、今月は予約で一杯なんです」と言われてしまうくらいの繁盛店を作りあげました。

といっても、ただ繁盛しているだけではありません。

彼のレストランのお客さまたちは、増田さんの大ファンばかり。

そしてなにより、増田さんが「こんなお客さまにご来店いただきたいな」という理想のお客さまばかりを引き寄せているラクルレストランなのです。

コロナショックのときも、テイクアウト料理を求めて、増田ファンが連日来店され、テイクアウトとしては高めの料理を喜んで購入されたそうです。

なおかつ、涙を流しながら料理を受け取るお客さまもいて・・・

「コロナでの自粛中は毎日がお客さまとの感動の日々でした」

と嘘のようなことを感慨深く話してくれました。

なぜ、このようなことが可能なのかと言いますと、増田さんは「5つのC」と、あとで説明する「3つのS」を完璧に作りあげているからです。

増田さんのインスタグラムに、コンテクストとして素晴らしい投稿がありましたので、彼の許可を得て紹介させていただきます

こんばんは、増田です。

実は…僕には…

毎年、6月になると思い出す
暗い過去があります。。。
来月のメニューに繋がる

エピソードなので、
少しお付き合いください。

もう18年以上前の話ですが、
僕は、
料理人を辞めたいと

真剣に思ったことがあります。

思い悩んでいました。

精神的にドン底の状態でした。

大学を卒業してから
料理の世界に入った私は、

当然なんにも出来ませんでした。

僕は、
料理がやりたかった訳でもなく、
ただ何となく働いていました。

現場で飛び交う専門用語も
ちんぷんかんぷんで、
言っていることさえ理解出来ない
状態で、
全く戦力になっていませんでした。

それまで
無駄な時間を過ごしたような気がして、
大学に行ったことを
とても後悔した程です。

こんな事なら早く料理の世界に
入っていればよかった。。。
そんな思いでした。

毎日、シェフや先輩から
罵声や暴力の嵐…

身も心もボロボロの状態でした…

もう辞めたい…

とにかくここから逃げたい…

心底そう思っていました。

まかないも喉を通らず、
夜も眠れない…

もう朝なんか来るな、
と思っても、
当たり前ですが、
必ず朝になり、仕事が始まる。

そして、また罵声、罵声…

全く楽しくありませんでした。

ある日、意を決して
シェフに、もう辞めたいですと、
言いに行きました。

シェフは黙って話を
聞いてくださり、

明日、お前の誕生日だろ、
お祝いの料理を用意してある、
辞めるなら、
その料理を食べてから辞めろ、

そう言われました。

僕は、
あまりにも精神的に
追い詰められていたため、
自分の誕生日のことすら
忘れていました。

次の日に、
シェフが
誕生日のお祝いに
作ってくれた料理が
ホロホロ鳥のコンフィ』

でした。

これを食べたら辞められる、
そんな状態でした。

一刻も早く、
この場から去りたい、
そう思っていました。

しかし、
一口食べてその浅はかな思いが
すっ飛びました。

そのホロホロ鳥のコンフィが
あまりにも美味しくて…
美味しくて…

無我夢中で食べました!

気がつくと、
骨までしゃぶっていました。

この料理、
どうやって作るんですか?

我を忘れて、
シェフにそう質問していました。

お前、
辞めるんじゃなかったのか?

え、あ、はい、えっと、

完全に動揺する僕に、

俺もお前と全く同じ道を
歩んできた、
お前の気持ちは痛いほど分かる、
大丈夫だ、お前なら出来る、
大丈夫だ。 と、僕の手を握ってくれました。

僕は涙が止まりませんでした。

あの手の温もりと、
あの手の大きさは、
今でもはっきり覚えています。

そして、シェフからこう言われました。
ーーーーーーーーーーーーー
人生には二通りの生き方がある。
好きなことを
職業にする生き方が一つ。
もう一つは、
就いた職業を
好きになる生き方だ。 どちらも素敵な人生で、
増田、お前は後者だ。
ーーーーーーーーーーーーー

この言葉は一生忘れません。

なんの目標も持たずに
生きていた自分にとって、
天から光がさしてきた気が
しました。

これまで僕の支えになり、
これからも
多くの希望を与えてくれる
言葉です。

その時に、
絶対にこの世界で生きていく、
絶対に逃げ出さない、
と心に深く深く刻みました。

シェフは僕の全てを
お見通しだったのだと
思います。

18年以上前の話ですが、
今では人生の大切な宝物です。

どんな時代でも、
人と人との繋がりは尊いもので、
指導や教育は、
心と心が触れ合うことから成し得る、
と今は思えるように
なりました。

そして、
続けることで
見えてくる世界が
必ずあります。

どんな職業にも
必ずある筈です。

その景色こそが
人生の醍醐味だと思います。

僕はたまたま料理人になり、
周りの支えで続けることが出来、
今の景色を見ることが出来ました。

そこには必ず素敵な出会いがあり、
お互いの人生の深さが見えた時に、
感動するのだと思います。

これからも
僕は一期一会の出会いに感謝し、
料理を作り続けます。

毎年、
自分の誕生日が近づくと
あの時の辛さを思い出します。

ほろ苦い思い出です。

あの時、
ホロホロ鳥を食べなかったら、
料理人を辞めていたと思います。

来月、僕の誕生日月は、
このホロホロ鳥の料理を、
ボンマスダで出そうと思います。

今度は僕が作る番です。

僕の人生を変えた一皿を
是非ご賞味ください。

少し長くなってしまったので、
コースの詳細は
またメールします。

いかがでしたか?「ホロホロ鳥のコンフィ」食べたくなりませんでしたか?

 

3.ホームページは説明よりも物語り

増田さんのお店のホームページをご覧いただくとわかると思いますが、あちらこちらに「5つのC」がちりばめられています。

ホームページにはお客さんが知りたい「物語り」が書かれていて、それを読んだお客さんが、店に行かなくても増田さんのファンになってしまうようなコンテクストで溢れています。

さらに、ホームページには「考え抜かれたマーケティング戦略」も組み込まれているので、お店やサロンのオーナーさんには参考になるヒント満載です。

私は現在コンサルティングをしていません。ですから、お店やサロンの相談がある場合は、迷わず私は増田さんを推薦しご紹介します。

ホームページには、広告や宣伝時に書ききれないあなたやお店、そしてお客さんとの物語をいっぱい書いておきましょう。

 

4.顧客の心を鷲掴みする3つのS

コンテクストで心を掴んだお客さんにご来店いただいたら、常連客になっていただかなくてはなりません。

その時に必要な要素が3つあります。

その3つの要素は、頭文字が全て「S」なので、私は3つのSと呼んでいます。

・Surprise(サプライズ)
・Specialize(スペシャライズ)
・Story(ストーリー)

これらが3つのSですが、お客さんが、あなたのお店やサロンのファンになってもらうための「必須事項」ですので、ぜひ、覚えておいてください。

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簡単に説明しておきます。

・Surprise(サプライズ)は、店の作り、ウェルカムカード、プレゼントなど「意外なサービス」対する驚きの演出です。

・Specialize(スペシャライズ)は、リピートしてくれたお客さまへの(えこひいき的な)特別な「おもてなし」や「提案(次回予約割引など)」です。

・Story(ストーリー)は、お店や自分のコンテクストを直接語ることであったり、お客さんが来店するまでのコンテクストをお聞きしたりして、お店とお客さんの関係性をより深めるのに役立てます。

3つのSは、お客さまの「口コミ」の材料にもなるので、いろいろ試して、反応が良い取り組みをいくつか用意しておきましょう。

 

5.まとめ

予約が埋まるお店やサロンには、お客さんにとっての魅力があります。

しかし、その魅力は「5つのC」や「3つのS」によって引き出され、お客さまに伝わるわけです。

この「伝わる」をどう工夫していくかが、小さなお店やサロンの腕の見せどころとなり、最も頭を悩ます部分となります

今回は増田さんのお店を「例」に、その頭を悩ます部分をどのように工夫しているかを実際に見ていただきました。

異業種の成功例には、自分の業界で成功するヒントが含まれています。

ぜひ、学び取る「目」で読んでいただけたらと思います。

では(^_-)-☆

2020年以降のお店やサロンに必要なコミュニティ

こんにちは、牧野です。不穏な悪天候が続き、自然災害に対し不安や心配が入り混じる中ですが、記事は記事として心を入れ替えて投稿させていただきます。(被災された方には心よりお見舞い申し上げます)

今回は「2020年以降のお店やサロンに必要なコミュニティ」についてです。

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今までのビジネスは「お店↔お客さん」という関係で成り立っていました。

ですから、お客さんとの関係づくりで有効な「ニュースレター」や「LINE@でのお便り」では【お店の情報などをお客さんに伝える】という形が多かったと思います。

イメージ的には上の画像のような感じです。

果たして、2020年以降のお店やサロンは、このようなイメージでコミュニティを続けていっても大丈夫なのでしょうか?

【目 次】

 

1.今後の「付加価値」とは何か?

新型コロナショックから、日本はビジネスの在り方が変化していくと言われています。

2020年以降は「商品やサービスを提供して対価を得る」という従来の形ではなく「付加価値」に消費者が価値を見出す時代に突入すると言われています。

ようするに、いままでは「商品やサービス」が価値だったわけです。

しかし、2020年以降は、それ以外の「付加価値」を消費者が求めていく時代になっていくということです。

ビジネスの大小に関係なく、新しい形の「つながり」が「付加価値」となっていくことは間違いありません。

なぜなら、SNSが日常に浸透してきた影響で、コミュニティが「特別なモノ」ではなく、人々は「所属していることへの価値」を喜べるようになってきたからです。

 

2.エンゲージメントという考え方へ

エンゲージメントとは「愛着心」「思い入れ」「愛情」という意味があり、婚約指輪のことをエンゲージリングと言うように「結びつき(絆)」的な意味もあります。

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カスタマーエンゲージメントとは「お店やサロン、そこの商品やスタッフなどに、お客さんがが愛着や思い入れを持っている状態」を指します。

また、スタッフエンゲージメントという言葉もあり、これは「スタッフが自分の勤め先に愛情を持っている状態」のことを指します。

以前は、スタッフロイヤルティという考え方が主流でした。

スタッフロイヤルティとは、従業員がお店に対して「忠実さ」「忠誠心」を見せるという意味であり、お店と従業員の関係における上下関係を感じさせるものでした。

2020年以降に求められるのは、まさに「エンゲージメント」の状態をつくることができるコミュニティなのです。

 

3.エンゲージメントを担うお店やサロン

たとえば「美容室」。

美容室というサロンには、お客さんが来店し、一定の時間滞在しますよね。

その滞在時間にスタッフとお客さんがコミュニケーションをとったりして、人間関係ができてくるわけです。

そのような状況が、日に5~7人ぐらいあったとすると、20日間で100名~140名のお客さんとコミュニケーションを持つことになります。

これが2ヶ月間、40日稼働で考えると、200名~280名(のべ)です。

美容室で働いていると実感がないかもしれませんが、一時間以上かかわれるお客さんが、40日間で200名以上いるということは「とってもスゴイこと」なのです。

わかりやすく言うと、他業種に比べ「エンゲージメントを作りやすい業種」なのです。

しかし、今までのように「お店↔お客さん」の相互通行コミュニケーションですと、コミュニティとしての役割は弱く「付加価値」が生まれません

では、具体的に「どのような」コミュニティを作っていったらいいのでしょうか?

 

4.強力なエンゲージメントの輪

今後のコミュニティのイメージとして下の画像をご覧ください。

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今までのコミュニティは「縦の一方通行」のコミュニティがほとんどでした。(画像の左側の形でVertical connectionと言います)

これは、ニュースレターで「お店情報」を発信したり、ブログを投稿して読んでもらったり、LINE@で「キャンペーン情報」を流したりといった形です。

もちろん、これが悪いとはいいませんが、残念なのは工夫次第で「付加価値」をもっと出せるということです。

ようは「エンゲージメント」をより強力にできるということ。

では、どのような形がエンゲージメントを強力にできるかというと「縦・横自由の相互通行」のエンゲージメントコミュニティです。(画像の右側の形で Vertical connection + Horizontal connection と言います)

イメージとしては「輪」のつながりができるような感じですね。

 

5.発展する可能性

エンゲージメントコミュニティの可能性は・・・

【例.1】

もし、あなたのお店やサロンが発行するニュースレターで、書道教室をされているお客さんの紹介をしてあげたとしたら、どんな反響があると思いますか?

紹介された人(お客さん)は嬉しいですよね。(私なら超うれしいです)

ニュースレターの読者さんはどうでしょうか?

 

「ここで書道教室やっている人と同じサロンに通っているんだ」
「わっ、素敵な人がいるのね、私も書道やってみたいわ」

その後、書道教室に入会者がこのニュースレターから出たら、そのお客さんはあなたのことをどんな存在だと思うか想像してみてください。

【例.2】

もし、あなたが山登りが好きで「次のお休みには近場の○○山に登ろう」と思ったとします。

それをニュースレターで「〇月〇日、山登り初心者でも登れる○○山にピクニックに行きます。一緒に登りたい方いませんか?」こう告知したらどうでしょう。

 

参加希望者から連絡があって、打ち合わせして、実際に登ったとしますね。

そのときの様子を動画や画像にしてLINE@で共有したとしたら・・・

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参加者も、行きたかったけれど行けなかった人も、見過ごしていた人も、楽しい気分になれるってイメージできませんかねぇ?

このようなことを「ヤル」「ヤラナイ」は別として、エンゲージメントが強くなるコミュニティを持つことで、あなたのお店やサロンの「付加価値」が、より強力なものになる可能性があるってことは感じていただけますよね。

 

6.ローカルインフルエンサーへの道

以前、このブログで「ローカルインフルエンサーになりましょう」というような記事を投稿しました。

エンゲージメントコミュニティを作っていくことは、ローカルかつ濃い情報が自分のお客さまに伝わりやすくなり、この時点であなたは「ローカルインフルエンサー」の入り口に立つことになります。

 お店とお客さんの関係を濃くしていくだけでなく、お客さんとお客さんをエンゲージ(結びつける)してあげることで、あなたの立ち位置は今までとは違ってきます

あなたは「お店の人」「サロンの人」から「繋がりを作れる人」になるのです。

繋がりを作ることができるということは、間違いなく「強力な付加価値」です

 

7.最後に

忙しい仕事の合間に「エンゲージメントコミュニティ」を作っていくのは大変なことだと思います。

しかし、使用する媒体や運営方法を工夫することで、無理なく効果的な「エンゲージメントコミュニティ」を作っていくことは可能です。

具体的な「事例」は、実際に取り組んでいらっしゃるサロンをご紹介しながら、お伝えできたらと思っています。

そして何より、これをお読みの「あなたの実践例」をお聞きしたいです。

実践された結果をコメントなどでくださると幸いです。

ぜひ、よろしくお願いします(^_-)-☆